イスラエルのNova-Lumos社、ナイジェリア携帯電話会社と協力して独立型太陽光発電システムの普及を促進

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2014年4月10日 -- Mr. Union

Nova-Lumos社の独立型太陽光発電システム

Image via Nova-Lumos

イスラエルに拠点を置くNova-Lumos社は、ナイジェリアの携帯電話会社MTN Nigeria社と協力し、同社が開発する独立型太陽光発電システムの地方への普及を目指すことを明らかにした。

携帯電話会社と組んで独立型太陽光発電システムを展開

Nova-Lumos社が製造する独立型太陽光発電システムは、太陽光パネルと室内ユニットで構成され、ユーザーは自身で設置を行う。

照 明、携帯電話、扇風機、パソコン、ラジオ、テレビ等の電化製品の使用・充電を想定しており、電気の使用量に基づいてその分だけ支払うという課金シ ステムになっている。初期費用も20~30ドル程度かかるものの、実際に同程度のシステムを購入するのに比べて非常に安価に押さえられており、5年経過後 はシステム自体がユーザーの所有物となる。

さらに、電気を使用する際は携帯電話を用いて申込・決済ができるというのが特徴だ。具体的な サービス展開スケジュールについてはMTN社から今後ア ナウンスされることになっているが、最初のシステムについてはMTNのサービススポットにおいて近いうちに一般向けに公開されることとなっている。

灯油ランプの置き換えにより、14億ドルのコスト削減も可能

一般的に、途上国における独立型太陽光発電システム導入のメリットとして、灯油を使用した照明(ケロシンランプ等)の置き換えが挙げられる。灯油使用による健康被害を無くすことができる他、燃料費による金銭的な負担を減らすことができる。

ナイジェリアの場合、全ての灯油ランプ、ろうそく、およびバッテリーを独立型太陽光発電システムに置き換えた場合、14億ドル(約1,400億円)以上のコスト削減、もしくは原油使用量に換算すると1,730万バレルの削減が可能になるという。

先月末には、アメリカ最大の太陽光発電設置事業者であるSolarCity社が、ベンチャーキャピタルと共にタンザニアにおいて独立型太陽光発電システムサービスを提供する(参考 : 米SolarCity社、タンザニアの独立電源型太陽光発電サービスを提供するOff-Grid Electricに700万ドル出資ことを発表。独立型である点や携帯電話を用いて決済を行う点など、今回のNova-Lumos社のケースと共通点が多いが、今回は携帯電話会社そのものと協業しているという点が特徴的だ。

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