東北関東大震災、イスラエル医療部隊が現地入り

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2011年3月29日 -- Mr. Union

戦後最大規模となっている東日本大震災は、警視庁の発表によると、28日9時現在、死者1万1004人、行方不明者1万7339人、計2万8343人に上っている。

宮 城県仙台市内のガソリンは、一般車両は長蛇の列をつくらなければならない状況が続いているし、多くのコンビニが空いていないか陳列されている商品 も僅かである。しかし、宮城県仙台市の中心部では、水・電気・電話といったライフラインは復旧されており、病院等の公共施設を中心に一部ガスも復旧してい る。

内陸の都市部に対して厳しい状況が続くのは、津波による被害を受けた沿岸部である。同県南三陸町は津波による被害が激しかった場所の 一つで、1万人 以上が行方不明となっている。NHKによると、26日(土)、被災後始めて独立行政法人・港湾空港技術研究所の専門家による調査が行われた。計測の結果、 4階建の建物の最上階まで被害が出ていることから、約16mの津波が襲ったと考えられている。

南三陸町に現場入りしたイスラエルの医療チーム (c)pinponcom

こうした中、28日(月)、イスラエルの医療派遣部隊が宮城県に到着し、同県南三陸町に屋外型の仮設診療所を設置した。

外 務省によると、医師、看護師、薬剤師、通訳、ロジ担当者等総勢50人で構成されており、当面は約二週間活動するという。物資としては、コート 10,000着・毛布6,000枚・手袋8,290組・簡易トイレ150個を用意しており、ガソリン供給も潤沢であるため、患者の診療の為の輸送手段とし ても活躍が見込まれる。先進国では、現場の混乱を避けるために外国人の医療チームを受け入れは基本的には認めないのが通例である。

こうし た中、外務省の後押しで今回の受け入れが実現したのは極めて異例であり、地方の高齢者が外国人医師と接する事で、逆に精神的負担をかけてしま う事もありうる。しかし一方でこの受入が成功すれば、日本とイスラエルの関係が益々強固になっていくのも事実だ。医療現場で外国人同士が協力するというい のは極めて難しいが、東北発の日本人医師チームと、イスラエル医師チームの息の合った連携プレーを期待したい。