オバマ米大統領、包括的移民改革案を発表 : 今こそ、その時である(Now is the time)

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2013年1月31日 -- Mr. Union

オバマ米大統領は1月29日、西部ネバダ州の高校で演説し、包括的移民制度改革案を発表した。

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米国の移民システムは崩壊している。多くの従業員が、不法滞在者として存在しており、その数は1100万人にも上る。経済にとっても、国家にとっても良い事ではないとしている。

オバマ大統領の包括的移民制度改革案は、下記の4つのパートからなっている。

  1. 国境警備の強化する事
  2. 不法滞在者を雇い入れる企業を取り締まる事
  3. 不法移民に対して、市民権取得への道筋をつける事
  4. 市民権取得の法的手続きの効率化

オバマ大統領は、演説の中で、「今こそ、その時である」(Now is the time)と、呼びかけた。長年、崩壊されたままとなっていたシステムを修正する、「今こそ、その時である」という。アメリカの事を「チャンスの土地」だ と思い、努力し、希望に溢れる移民を、進んで受け入れられるようにするために、各界指導者が、協力し合って、より良い道を探す、「今こそ、その時である」 と述べた。

GoogleもYahooも、移民の人々が、事業の立ち上げを助け、次第に全く新しい産業を創りだしたとし、米国の新規ハイテクベンチャーの4分の1は、移民によって設立されたと指摘した。また小企業のオーナーの4分の1も、移民で占められているという。

また、オバマ大統領は、28日、共和党のジョン・マケイン(John MacCain)上院議員ら有力な議員によって、上院で超党派の合意が発表された事は、良いニュースであり、心強いと述べる一方で、適切な時間内に進まな いのであれば、大統領案を提示する事で、議会に対して投票を迫るという姿勢を示した。

そして、米国の成り立ちに関して、次のように述べている。「移民の議論をする際に、すぐに、「我々」(us) 対 「彼ら」(them)という感覚 で、捉えようとするが、そんな時、ほとんどの「我々」は、かつては「彼ら」だった事を忘れている。我々の歴史を忘れない事は、大変、重要である。ネイティ ブインディアン以外の人々は、どこか他の土地から、来た人々なのだ。誰かが、連れてきたのである。」

一方、共和党のマケイン上院議員は、オバマ大統領の包括移民改革案の発表に対する声明を同日29日に発表した。その中で、マケイン上院議員は、大統 領の超党派による包括的な移民改革への支援を歓迎する一方で、大統領案との違いもあると指摘し、中でも、改革案の中では、国境警備とその強化が、特に重要 であるという見解を示している。

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