2014年第1四半期の太陽光発電導入量は9 GWを超え過去最高に

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2014年4月4日 -- Mr. Union

太陽光発電導入量の移動年計推移

Image via NPD Solarbuzz

調査会社のNPDソーラーバズ(NPD Solarbuzz)社は、太陽光発電市場に関する四半期ごとの調査レポート「Solarbuzz Quarterly」を発表した。全世界における2014年第1四半期の導入量は前年同期比35%増となり、9 GWを超えてこれまでの四半期導入量の記録を更新した。

日本およびイギリスが総導入量の1/3を占める

第1四半期における太陽光発電導入量9 GWのうち、1/3以上が日本およびイギリスにおける導入であったとのこと。

イ ギリスは2013年の総電力の13.8%を再生可能エネルギーが占め、太陽光発電を含む再生可能エネルギーの導入が進んでいる。現在主力は風力発 電であるが、太陽光発電関連の多国籍企業が、2014年以降のイギリスを有望市場と捉えており、第1四半期の結果にそれが現れた形だ。

日本については、4月に行われたFIT(固定価格買取制度)の買取価格切り下げ前の駆け込み需要と思われる。昨年4月にも価格切り下げが行われたが、それにも関わらず順調に需要が伸びていると海外メディア等では指摘されている。

2015年第1四半期には移動年計が初めて50 GWの大台を超える可能性も

同 社のシニアアナリストであるマイケル・バーガー(Michael Barker)氏によれば、通常第1四半期の導入量はその年全体の導入量の20%程度となるという。実際、2013年第1四半期の導入量は7 GWであったが、その年通しての導入量は37 GWであった。しかしながら、2014年第1半期の導入量が過去最高であったことを考慮すれば、通年での導入量は49 GWを超える可能性が高いという。

現時点での実際の市場規模は、第1四半期の移動年計をもとに約40 GWと同社は推測している。またこのままの傾向で市場が推移すれば、2015年第1四半期時点での移動年計は50 GWを超え、初めて市場規模が50 GWの大台を超えるだろうと述べている。

太 陽光発電業界は、2010年から2012年にかけて行った設備投資による過剰在庫に悩まされていたが、市場規模が50 GWを超えることで需給バランスが改善されるとのこと。またそれにより、各企業は短期的な生き残り戦術から、長期的な成長戦略へと移行できるだろうと NPSソーラーバズ社は見ている。

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