米CIGS太陽電池モジュールメーカーのAscent Solar、第3四半期の業績発表

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2013年11月11日 -- Mr. Union

CIGS太陽電池モジュールメーカーのアセント・ソーラー(Ascent Solar)社が、第3四半期の業績を発表した。商品収益は前期比増となったものの、依然として研究開発費の支出が大きく上回っている。

フレキシブルタイプのCIGS太陽電池モジュールを製造する米アセント・ソーラー(Ascent Solar)社は、第3四半期の業績発表を行った。コンシューマー向け製品の売れ行きが好調で、商品収益は前期比増となっているものの、依然として研究開 発費がそれを大きく上回っている。

EnerPlexシリーズを中心とした商品収益が前期比60%増

事前の業績予想の通り、アセント・ソーラー(Ascent Solar)社の第3四半期における商品販売による収益は前期比大幅増となった。2013年第2四半期の収益166,271ドル(約1,600万円)に対 して第3四半期は266,534ドル(約2,600万円)と約60%増となっている。

米政府の予算執行の遅れにより研究開発費調達が大きく落ち込んだものの、それをコンシューマー向け製品であるEnerPlexシリーズの売上増加により補っているとのこと。EnerPlexシリーズの売上は前期比倍増となった。

前年同期である2012年第3四半期の商品収益は473,657ドルであり、前年同期比では45%減と大幅減になっている。しかしながら2013年第2四半期は前期比19%増、今期である第3四半期は前期比60%増と、徐々に製品収益は回復しつつある。

収益を大きく上回る研究開発費

一方、研究開発費には依然として商品収益を大きく上回る額を投じている。2013年第3四半期の研究開発費は5,335,682ドル(約5億3,000万円)、第2四半期が5,590,336ドル(約5億5,000万円)からほとんど変わっていない。

アセント・ソーラー(Ascent Solar)社は今年6月に中国政府から合弁企業を設立する形で資金調達をし、中国に工場を建設することを発表。年間生産量は明らかにされていないもの の、第一段階の総工費は1億6,000万ドル(約160億円)とかなり大規模になる見込み。

CIGS太陽電池は結晶シリコン太陽電池と比較して変換効率が劣り、その向上が課題である上製造コストの削減もまた大きな課題の一つだ。実現のため には継続的な研究開発が必須であり、多くのCIGS関連企業が倒産・買収にあうなか、アセント・ソーラー(Ascent Solar)社がこの体制をどこまで継続できるのかが注目される。

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