ヨーロッパ太陽光発電市場、2014年に回復 – NPD Solarbuzz予測

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2013年11月7日 -- Mr. Union

調査会社のNPDソーラーバズ社は、ヨーロッパの太陽光発電市場が2014年に回復するとの見方を明らかにした。

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調査会社のNPDソーラーバズ(NPD Solarbuzz)社は、ヨーロッパ太陽光発電市場に関する調査レポート「European PV Markets Quarterly」をリリースした。同レポートにおいて、18ヶ月間縮小を続けていたヨーロッパの太陽光発電市場が、2014年には回復基調に移るとの予測を示している。

18ヶ月間続いた縮小がストップ、2014年後半にかけて緩やかに回復

ヨーロッパの太陽光発電市場規模は、2011年に最高値を記録して以来18ヶ月間縮小を続けてきた。直近で見ると、2013年第3四半期は前期比11%減、前年同期比43%減となっており、2013年全体では前年比37%減の10.5 GWとなる見込みだ。

主な原因としては、既知の通り中国との貿易摩擦によりドイツ・イタリア市場において急激に需要が冷え込んだことが挙げられる。両国以外にもベル ギー、ブルガリア、デンマーク、フランス、ギリシャ、オランダ、スロベニア、スペインにおいて前年を割り込むと見られているが、イギリス、ルーマニア、 オーストリアでの需要拡大により、ヨーロッパ市場全体の落ち込みは幾分和らぐとのこと。

このような状況の中、NPDソーラーバズ社は2013年第4四半期において需要拡大に転じると見込んでいる。2014年上半期のヨーロッパ太陽光発電市場規模は2.5 GW付近で安定、下半期については緩やかな回復が見られるという。

イギリス、ドイツが2014年市場規模の50%以上を構成

2014年のヨーロッパ太陽光発電市場は再びドイツ、およびイギリスによって牽引されると見ており、この二国で市場規模の50%を構成するとのこと。

イギリスは2014年第1四半期に市場を牽引。第2四半期に予定されている再生可能エネルギー証書(Renewable Obligation Certificate : ROC)削減を前にした大規模プロジェクトの駆け込み需要が発生すること、および家庭用太陽光発電において事業者が買取価格の変動に順応しつつあることを 挙げている。

ドイツについては、2014年第2四半期から第4四半期において市場を牽引すると見られている。産業用については低い買取価格の影響を受けるもの の、自己消費への市場トレンドの移行、および太陽光発電向け蓄電池への補助政策により、家庭用太陽光発電の需要が増えることが要因として挙げられている。

世界市場におけるシェアは30%以下に

2006年下ら2011年にかけて、70~80%で推移していた世界におけるヨーロッパ太陽光発電の市場シェアであるが、2014年以降は25~30%で推移するとのこと。アジアや中東、アフリカ、北米といった新興市場の台頭が影響しているものと考えられる。

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