インド、今後10年間に計18 GWの超大規模再生可能エネルギー発電所を建設へ

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2013年11月14日 -- Mr. Union

インド政府が、今後10年間で5箇所の超大規模再生可能エネルギー発電所の建設を計画していることが明らかになった。出力は5箇所合計で18 GWにも上る。

1箇所で出力1 GWを超える超大規模再生可能エネルギー発電所を5箇所建設

インド新・再生可能エネルギー省(Ministry of New and Renewable Energy : MNRE)の局長であるTarun Kapoor氏は、ムンバイにて開催されている太陽光発電関連の展示会「Intersolar India 2013」において、今後10年間で5箇所、合計出力18 GWの超大規模再生可能エネルギー発電所を建設する計画であることを明らかにした。

使用する再生可能エネルギーは主に太陽光・太陽熱発電であり、一部発電所は風力発電も併設する。現時点で具体的な計画が明らかになっているのは2箇所、うち一つは先日計画が明らかになった(参考 : インド、2020年までに4 GWの超大規模ソーラー発電所を建設、発電コスト大幅減を見込む)ラジャスタン州のサンバル湖付近に建設される出力4 GWの太陽光・太陽熱発電所であり、もう一つはグジャラート州クハラゴーダ(Kharaghoda)に建設される出力4.7 GWの太陽光・風力発電所である。

ラジャスタン州の4 GW太陽光発電所については、来年3月までに1 GWの入札を実施する予定。残りの3 GW分については、500 MWずつ入札が実施されることになっている。グジャラート州の4.7 GWの太陽光・風力発電所は、4 GWの太陽光発電所と700 MWの風力発電所から成るが、既に用地取得が州営企業によって完了しているとのこと。

その他のプロジェクトについては、ジャム・カシミール地方のツンドラ(寒冷砂漠)に太陽光発電所が、ラジャスタン州に上記とは別の太陽光発電所が建設される予定。

スケールメリットにより発電コストの削減を目指す

この超大規模再生可能エネルギー発電所建設プロジェクト推進の主目的として、Kapoor氏は太陽光発電・太陽熱発電の発電コスト削減を掲げてい る。最終的な発電コストとして1 kWhあたり8.6セント(約8.6円)という数値目標を挙げているが、これは現時点でのインドにおける平均コストの27%減、全世界における平均コスト の32%減となる。他のどの発電源よりも発電コストが低くなるとのこと。

インドでは一部州でピーク供給量が25%不足するなど、電力不足に見舞われている。今回の超大規模再生可能エネルギー発電所の建設により、エネルギー構成を多様化するとともに、化石燃料の輸入により悪化している経常赤字の解消も目指す。

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