インド太陽光発電の導入、引き続き好調に推移

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2014年4月8日 -- Mr. Union

グジャラート州の太陽光発電所

Image via Gujarat Power Corporation

イ ンド新・再生可能エネルギー省(Ministry of New and Renewable Energy : MNRE)は、国家プログラムJNNSMの適用を受けた太陽光発電の導入状況を明らかにした。2014年3月末時点での累積導入量は2,632 MWで、前年から56%増となった。

全州での累積導入量は2,632 MW、前年比56%増

イ ンドの2014年3月末時点での太陽光発電累積導入量は2,632 MWであり、2013年3月末時点の1,684 MWから947 MW、56%の増加となった。ただし、この数値はジャワハルラール・ネルー国家太陽エネルギー目標(Jawaharlal Nehru National Solar Mission : JNNSM)における導入実績であり、民間プロジェクトは対象外となっている。

MNREのウェブサイト で公開されている資料では、州ごとの実績も公開されている。2013年3月末から2014年3月末までで最も導入が進んだの はインド中央部のマディヤ・プラデーシュ州で、310 MWの太陽光発電を導入し前年比830%増となった。この結果、2013年3月末時点ではインド全体の2%を占めるに過ぎなかったこの州が、2014年3 月末時点では13%を占め、累積導入量でインド3位となっている。

累積導入量の1位は北西部のグジャラート州で916 MW、2位は同じく北西部のグジャラート州の上に位置するラージャスターン州で、730 MWである。それぞれ全体に占める割合は35%、28%で、この2州でインド全体の6割を超える太陽光発電を導入している。

MNRE 主導のプロジェクトと州主導のプロジェクトにおいて開きがあるのも特徴の一つだ。MNRE主導のプロジェクトは全州合計で688 MWであるのに対し、州主導のプロジェクトは1,322 MWであり、約2倍弱の開きがある。前述の州を含め、導入が急速に拡大している州では州主導のプロジェクトが実施されており、これが各州で差を生む要因の 一つとなっていると考えられる。

ディーゼル燃料の高騰で太陽光発電普及に有利ながらも課題あり

調査会社のメルコム・ キャピタル(Mercom Capital)グループのCEO、Raj Prabhu氏によれば、電力不足が続き、ピーク供給能力不足が工業分野での成長を阻害する深刻な問題となるにつれて、バックアップ電源がますます高価に なっているという。バックアップ電源に用いられるディーゼル燃料はここ13ヶ月で15%増加し、その分太陽光発電が魅力的な選択肢となっているとのこと。

インドでは、JNNSMのフェーズ2(2013年から2017年)において太陽光発電(独立型を除く)の累積導入量10 GWを目標として掲げている。一方、国内の太陽電池セルメーカーの生産能力が不足している(参考 : インド太陽光発電業界団体、政府にDCRカテゴリのプロジェクト完了期限延長を求める要望)等、さらなる導入課題に向けた課題も抱えている。

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