マイクログリッド、2015年以降に急速に導入が拡大

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2014年3月31日 -- Mr. Union

各調査会社から、マイクログリッドの導入が今後急速に拡大するとの見通しが出ている。フロスト・アンド・サリバン(Frost & Sullivan)社は、2015年から2020年にかけて急速に拡大すると予測。ナビガント・リサーチ(Navigant Research)社は市場規模が2020年までに199億ドル(約2兆円)規模に達すると予測している。

急速に拡大するマイクログリッドの導入

具体的な数字は明らかにしていないものの、フロスト・アンド・サリバン社はマイクログリッドの導入が2015年から2020年にかけて急速に拡大す るとのプレスリリースを発表。一方、ナビガント・リサーチ社は2013年時点で43億ドル(約4,300億円)である市場規模が、2020年には199億 ドル(約2兆円)に達すると予測している。

導入量にすると、2013年の685 MWから2020年には4 GWへと拡大することになる。しかし、これらの数値はナビガント社予測のベースシナリオであり、アッパーシナリオとしては362億ドル(約3兆7,000億円)規模に達するとのこと。

僻地・非電化地域向けの導入が主流に

用途別では、今後5年間で僻地コミュニティー向けの導入が最も力強く堅実な成長を見せるものの、電力会社も自社の送電網での研究活動を活発化させるなど、期待を寄せている。

僻地向けの導入は現時点では北米市場において活発であるが、今後は電力不足や系統網への接続を改善する手段として、アジア太平洋地域での導入が拡大 していくとのこと。その結果、2030年から2035年にかけて、アジア太平洋地域はマイクログリッドの先進市場になると見られている。

北米市場では他にも軍用向けの導入が進んでいる。基地のエネルギーコストの削減や、戦闘地域での燃料輸送(兵站)のリスク削減が目的だ(参考 : 米軍が太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギー導入を促進)。またヨーロッパにおいては、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーを系統網に統合する手段としてマイクログリッドが導入されているという。

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