Solexant、CIGS太陽電池モジュールの量産化に向け始動

ユーザー Mr. Union の写真
2013年11月21日 -- Mr. Union

次世代太陽電池の研究開発を進めていた米太陽電池スタートアップ企業のソレクサント(Solexant)社は、CIGS太陽電池に一本化した上で量産化の準備に入ることを明らかにした。新しい技術陣を加え、社名も変更する。

次世代太陽電池の中からCIGS太陽電池を採用

ソレクサント(Solexant)社はカリフォルニア州サンノゼに本社を置く太陽電池関連のスタートアップ企業。これまで約2年間をかけて、砒化ガ リウム(GaAs)太陽電池、リン化インジウム(InP)太陽電池、CZTS太陽電池、カドミウムテルル(CdTe)太陽電池、CIGS太陽電池の等の研 究開発を行い、データ収集を行ってきた。

一時はオレゴン州に100 MW規模のカドミウムテルル(CdTe)太陽電池工場を建設する計画があったものの、対象とする太陽電池をCIGS太陽電池に一本化。既に研究開発段階は終えたとし、300 MW規模のCIGS太陽電池量産ラインを建設するという。

完成すれば、薄膜太陽電池モジュールの生産ラインとしては世界最大であり、一般的な結晶シリコンモジュールの生産ラインの10倍規模になるという。

製造コスト0.40ドル/Wを目指し、CIGS太陽電池を採用

同社が掲げる太陽電池の製造コスト目標は1 Wあたり0.40ドル。現在最も安いレベルで1 Wあたり0.5ドル付近であるため、20%削減することになるが、この目標達成の手段として、ガラス基板上でのモノリシック集積化による共蒸着プロセスに よるCIGS太陽電池製造を採用するに至った。

また、米太陽光発電製造業コンソーシアム(Photovoltaic Manufacturing Consortium : PVMC)がCIGS太陽電池の研究開発段階から量産化段階への展開を推進していること、中国のハナジー(Hanergy)社がCIGS太陽電池関連企業 を3社も買収していること、日本のソーラーフロンティア(Solar Frontier)社がファースト・ソーラー(First Solar)社に次ぐ薄膜太陽電池モジュールの生産量を実現していること等を挙げ、CIGS太陽電池が有望な選択肢であることを主張している。

今回、ソレクサント(Solexant)社は社名をシヴァ・パワー(Siva Power)社に変更。新たにCIGS太陽電池の専門家を2名招き入れ、技術陣を増強している。いずれも米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)出身 者であり、2013年初頭に就任したCTOとともに、世界トップレベルの技術陣だとしている。

参照情報