2013年企業別太陽電池モジュール供給量トップ10

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2014年1月20日 -- Mr. Union

調査会社のNPDソーラーバズ(NPD Solarbuzz)社は、2013年の企業別太陽電池モジュール供給量ランキングトップ10に関する記事、「Top 10 PV module suppliers in 2013」を太陽光発電専門情報サイトPV-Techに寄稿した。トップ10社中7社が中国に拠点を置くメーカーで、2社が日本のシャープと京セラであった。

主要企業が市場シェアを拡大した2013年

本寄稿は、NPDソーラーバズ社が四半期ごとに公表している調査レポート「Module Tracker Quarterly」に基づいている。各企業の業績発表や川下チャネルへの調査に、NPDソーラーバズ社が補足したレポートとなる。

同レポートによると、2013年の上位10社の太陽電池モジュール供給量の合計は18 GWであり、2012年から40%増加した。一方、全世界の太陽電池モジュール需要の増加は20%であることから、2013年は上位企業による市場シェア が拡大した1年であったと言える。

中国企業と日本企業が上位10社のうち9社を占める

2013年の太陽電池モジュール供給量ランキングは以下の通りとなっている。

順位 企業名 拠点国 タイプ 変動
1 Yingle Green Energy 中国 結晶シリコン -
2 Trina Solar 中国 結晶シリコン +1
3 Sharp Solar 日本 結晶シリコン +3
4 Canadian Solar 中国 結晶シリコン -
5 Jinko Solar 中国 結晶シリコン +3
6 ReneSola 中国 結晶シリコン +7
7 First Solar アメリカ 薄膜(CdTe) -2
8 Hanwha SolarOne 中国 結晶シリコン +2
9 Kyocera 日本 結晶シリコン +5
10 JA Solar 中国 結晶シリコン -3

10社中9社が結晶シリコンタイプの太陽電池モジュールを製造する企業であり、2012年と同じく薄膜系はカドミウムテルル(CdTe)タイプの太陽電池を製造するファースト・ソーラー(First Solar)社一社のみとなった。

また特徴的なのは、中国に拠点を置く企業が上位10社中7社と多勢を占めたこと、および制度の後押しを受けた日本企業が2社ランクインし、2012年から順位を伸ばしていることである。

中国企業の内、インリー・グリーン・エナジー(Yingli Green Energy)社は2012年から変わらずトップを維持。また、単年で供給量3 GWを超えた初の太陽電池モジュール企業となった。2位のトリナ・ソーラー(Trina Solar)社は2012年から供給量を60%以上も増やし、順位も前年から1つ上げている。また2014年についても意欲的な目標を掲げており、1位の インリー社を超す可能性もある。

日本企業として上位10位にランクインしたのは、シャープと京セラ。このうちシャープについては、生産のほとんどをアウトソースしOEM供給とした戦略が興味深いと指摘されている。

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