野田首相 TPP賛成、安倍自民党総裁 TPP反対 : 対立鮮明に

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2012年10月13日 -- Mr. Union

SankeiBizによると、11日、野田首相と安倍自民党総裁は、全国農業協同組合中央会(JA全中)を含むJAグループ主催の全国大会に出席した。(参考 : TPPめぐり真っ向対立 野田首相と安倍総裁 JAグループ全国大会に出席

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環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する見解として、野田首相は、「TPPを日中韓FTA(自由貿易協定)などと同時並行で推進していきた い」と述べたに対し、安倍自民党総裁は、「聖域なき関税撤廃を要求されるのであれば、TPPを締結することはあり得ない」と述べたという。

また、日本共産党の機関紙 しんぶん赤旗によると、JA全中の萬歳章会長の挨拶の中で、「わが国農業に壊滅的な打撃を与え、公的医療崩壊をはじめ、 わが国のありようそのものを変えてしまうTPP交渉参加を断じて認めることはできない」と訴え、大会では、TPPに反対する立場から、交渉参加の是非を衆 院選挙の大きな争点にしていくとの特別決議を採択した。(参考 : JA全国大会 「脱原発」方針を確認

そもそも需要と供給のバランスが崩れ、需給ギャップが生じて、デフレが長く続く経済状況で、何故、TPPに参加しなければならないのか。

特に財政再建によるマイナス乗数効果は、通常より強まっており、日本は既に20年近くも流動性の罠に陥っており、金融政策の効果は期待できない。このよう な経済状況下において、TPPはさらに供給を増やすことにつながるため、需給ギャップは拡大し、デフレは深刻化する可能性がある。

元京都大学准教授の中野剛志は、以前、テレビの情報番組に出演し、TPPに反対する理由を下記のように指摘している。

TPPの最大の問題は、国民にとってメリットがほとんどなくて、メリットがあるということは、全部嘘っぱちである。デメ リットはたくさんあって、農業だけでなくて、食の安全や雇用、環境など、色々にあるにも関わらず、それについて全くマスコミが報道していないことにある。 最大の問題はマスメディアです。

中野氏は、情報番組で感情的に話したという態度が気に食わないと、政治家を目指す吉本興業タレントの田村淳氏は、下記のように発言している。

フジテレビとくダネ!に出ているTPP反対を訴えているコメンテーターの態度が目に余る…せっかくテレビに出て多くの人に 自分の意見が言えるのに何だ⁉この態⁉知識がある人がこんな伝え方をするから若い人が興味もてないんだと思う。知識を持っていて伝える能力が無い人は残念 で仕方ない…気分が悪い

全ての新聞、テレビがTPPに賛成する中で、TPPのメリット、デメリットなど論点をきちんと報道していないマスメディアに問題があると指摘すると、ネットで吉本タレントが叩いてしまう。

TPPに賛成か、反対か。TPP推進派の民主党 野田首相と、TPP慎重派の自民党 安倍総裁の対立は、今後も続いていく事が予想される。

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